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2011年3月30日水曜日

消防士さんたちに、タバコを差し入れよう!

亘理・山元に物資を届け、現地で必要なものを伺ってきました。短期間しかいられなかったのですが、多くの方のご意見や要望を聞く事ができました。もちろん偏りはありますから、内容に従って整理し、支援を目指す方と共有できればと思います。(すでにtwitterでお知らせした内容の詳細版です。)


ただその前に、個人的に、ぜひご協力いただきたいことがあります。
それは「消防士の方々に、煙草を差し入れよう」という話です。

亘理郡の消防本部にお邪魔する機会がありました。ご承知のとおり消防士(官)は、自衛隊と共に行方不明者捜索の最前線に立ってきました。はじめて休みを取れたのがおととい、やっと2~3名とのこと。現在でも36時間勤務・12時間休息で、行方不明者の数がゼロになるまで、捜索を続けています。

見るだけでも心が痛むあの津波の跡を歩き、過酷な勤務を続けているのですが、忘れてはならないのは、亘理郡の消防士さんは被災者でもあるのです。家族を避難所に残したまま、本部に寝泊まりしている人、家が流され、名取にやっと部屋を借りて通っている人・・・「使命感だけで続けられている」と消防司令さんもおっしゃっていました。

不可能を承知で「何か自分たちにできることはありませんか」というと、「任務ですからお気づかいなく」と力強いお言葉が返ってきましたが、最後に「煙草、お持ちじゃありませんか?銘柄はなんでもいいんで」。

現在、亘理郡には本当に煙草がありません。今週やっとはじまったタバコ屋さんも在庫はほとんどなく、一人1箱・2箱に制限されている現状で、ガソリン並みに枯渇しています。

消防士には食料などは消防関係の補給ルートがありますが、嗜好品である煙草の支給は、当然ありません。休みが無いから買いにも行けません。あの津波の跡を前にして、煙草を吸って落ち着きたくなる気持ち、よくわかります。極論を言えば、その煙草の一服が、行方不明の方の捜索を後押しするかもしれない。

もし同意してくださる方がいたら、亘理の消防士の方に、煙草を差し入れませんか?自分は東京に戻って早速、2カートン買って送ることにしました。もっとも、亘理地域消防本部で義援物資を受け付けているわけではないのですが、方法はあると思います。消防本部に届けられる人を知っているので、もしよければご紹介いたします。いくらでも大歓迎とのことです。他にも、消防士さんを見かけたら、感謝の言葉と共に一箱差し上げるとか…役場の物資窓口で受け付けてもらっても、消防本部に届くかもしれません。(役場の職員さんにも避難所の方にも、煙草は必要ですし)。

嫌煙者の方はごめんなさい。吸うときはもちろん配慮しているから大丈夫です。でも、できる方はぜひ差し入れしてもらえるとうれしいし、少なくとも消防士さんたちの境遇だけは理解してほしい、という意味で書きました。少しでも気に留めていただけるとうれしいです。


震災後、2度目の亘理・山元でしたが、あきらめず力強く復興を模索する力を感じてきました。自分たちは東京に戻り、次の支援準備に取り掛かっています。その内容についても、ご報告&お誘いしていきます。

※ソース @shiba_zemitter

1 件のコメント:

  1. タバコの差し入れは早く死ねと言っているのと同じことに気付いて下さい。
    せっかく助かった命を、この機会にタバコをやめて大事にすべきでしょう。

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